Deal×Love

「……迷惑、じゃない……。でも私は、海さんが好きなの……」

本音を伝えた。

すると視線に映っていた洸君のスニーカーが突然踵を返した。


「俺、椿につきまとうの、止める。朝、来るのもこれっきり」

「え?」

その台詞に驚いて視線を上げると、洸君は私に背中を見せていた。


「洸くーー「引き止めるなら、俺は期待するぞ?」

名前を呼ぼうとしたら、被せて告げられた言葉。

私は言葉を発せられなくなった。


私が黙っていると、洸君が足を踏み出した。

一歩、また一歩と私から遠ざかっていく。


物凄く、罪悪感を感じる……。

でも、私が何か言葉を掛けて、期待させるのはいけない……。