Deal×Love

「今の調子で家で俺にアピールしてよ」

私からその気にさせてみろよってことですね。
指輪はしてくれたけれど、まだまだ本当の夫婦までの道は遠いし、勘違いするなってことですね。

「じゃ、歩こう」

するとまた私の手を引っ張る海さん。

さっきまでは遊ばれて不貞腐れていた私なのに、簡単にドキドキする私。

なんか、アメとムチみたい。


「見つけたー!!!」

そこに大音量の声。

振り向くとやっぱり洸君。

「もぉ~、見つけちゃったのぉ~」

残念そうな顔のアリサ。

「こんな人だらけの広いところでよく見つけられたな」

変に感心している海さん。