「土曜日は会社に行くことも多いから、毎週日曜日はデートしようか」

海さんからまさかのデートのお誘い。

「はい!」

幸せしかない!




「じゃあ行って来るね」

準備を完了させた海さんは、食後のお腹を落ち着かせるためにリビングのソファーに座って居た私の元にわざわざ言いに来てくれた。

「玄関までお見送りしても良いですか!?」

そんな海さんに調子に乗った私は以前断られたお願いをもう一度してみた。

「勿論」

今度は笑顔で了承してくれた海さんに嬉しくて笑顔が勝手に溢れてくる。

「今日は休み明けだから遅くなると思う。御飯先に食べてて。帰る時にメールするよ」

追加にまさかの言葉。
メールまでしてくれるの!?

「わかりました!いってらっしゃいませ!」

嬉しくて満面の笑顔で返すと海さんはクスッと笑って。

そして何故か海さんの顔が私に近付いてきた。