Deal×Love

そしてエレベーターでも手を繋がれっぱなしで、そのまま駐車場に着くと助手席の扉を開けてくれて乗せられてやっと手が離された。

寂しさも感じるけれど、それ以上にドキドキしすぎて胸が痛い。

まだ出発もしていないのに疲労困憊な私。

デートから私はちゃんと帰って来れるのだろうか――……はっ!

私はブンブンと音が出るくらい顔を左右に振る。


あの日、弥生さんが羨ましかった。

彼女になりたくて仕方なかった。

苦しくて、仕方なかった……。


でも今海さんは全てを打ち明けてくれて、私に心を開いてくれた。

私にはチャンスだ。

彼を手に入れられるチャンス。


海さんが欲しいなら、少女漫画のヒロインみたいにアタックしていかなきゃ!