Deal×Love

突然私の心臓がドキッと大きく跳ねて、私は身体を一驚させた。

海さんが髪に向けていた視線を私へと突然向けたから。

あれ?
でもなんか不機嫌な顔になった?
眉が寄ってるような……

と思った次の瞬間、私の心臓はドキドキィ!と大きく跳ねて、再び身体を一驚させてしまった。

そりゃ動揺しない方がおかしい。

だって、だって……!

「こっちおいで」

そう言って私に背中を向けて引っ張ろうとする海さん。

「て、て、てっ!」

とにかく焦っている私は口をパクパクさせて必死に言葉を出す。

「て?」

すると海さんが不思議そうな顔で私に振り返る。

「手が繋がってっ!」


私が焦ったのは、突然海さんが私の手を掴んで歩き出そうとしたから。