Deal×Love

『ぱかっ』


目を開けると見覚えの無い天井。

キョロキョロ。

見たことの無い壁、カーテン、天井、ライト、ベッド。

数秒、目を瞬かせて考えてみたけれど、全く状況が掴めない。

何処ここ……


「痛っ」

上半身を起こしてみたら頭にツキツキっと痛みが走って、私はそこを反射的に手で押さえた。

とりあえずベッドから下りてみよう……。

部屋の扉を開けると奥の方から声が聞こえてきた。

私は声の方へ歩いていく。

するとどんどん声が鮮明に聞こえてきて、一人は誰の声かすぐに分かった。

このテノールボイス……