それから学校の勉強や部活に慣れ始めた、1週間後の朝。
クラスメートが少しづつ教室に集まって来ている。
私は今日も絵を描いていた。
そんな時に私は誰かに話かけられた。
「ねえ、松下さんちょっといい?」
それは隣の席の千田くんの声だった。
「…えっと、何?」
私は話しかけられると思ってなかったので、困惑しながら答えた。
「あの、英語のノート見せてくれないかな?後悪いんだけど数学の授業今日あるの忘れてて、教科書忘れちゃって見せてくれないかな?」
千田くんは私に向かって申し訳なさそうに話た。
「いいよ。はい、英語のノート!教科書はその時に一緒に見ようね?」
私は千田くんに英語のノートを渡した。
「ありがとう!助かるよ」
千田くんはそう言うと、自分の英語のノートだろうそれに、私の英語のノートを見ながら書き写していた。
私はそれを見た後、また途中だった絵を完成させる為描き始めた。
その後、私の横顔を千田くんが見つめていたなんて、これっぽっちも私は知らなかった。