教室の窓から風が入る。
すると前髪がふわっとあがって私のおでこにある傷がでてきた。
とっさに私は前髪を抑え、傷を隠す。
それを見ていた友達は「大丈夫なのにー」と言ってくれるけど。
何故か隠したくなってしまう。
まだ抑えている私に友達は誤解したのか小声で「あ、わかった」とニヤリと笑った。
「見られたくないからでしょ、市井くんに」
「ち、違うよ!」
とっさに否定しながら私は幼馴染みの市井 律夜(いちい りつや)の方をちらりと見る。
良かった、聞こえてないみたい…。
友達は恋バナスイッチが入ったのか
「あの人、ちょくちょく休み時間ここ来るよねー。クラス近いほうじゃないのに」
と律夜のことを話し出した。
ああ、やっぱり言わなければ良かったかなあ、律夜が好きってこと。
私が律夜のことを好きだと伝えてからこうやってよく恋バナをしたがる。
どうか律夜の耳に届いてませんように。
そう願いながら私は「さあね」と無理矢理中断させ、話を変えた。
すると前髪がふわっとあがって私のおでこにある傷がでてきた。
とっさに私は前髪を抑え、傷を隠す。
それを見ていた友達は「大丈夫なのにー」と言ってくれるけど。
何故か隠したくなってしまう。
まだ抑えている私に友達は誤解したのか小声で「あ、わかった」とニヤリと笑った。
「見られたくないからでしょ、市井くんに」
「ち、違うよ!」
とっさに否定しながら私は幼馴染みの市井 律夜(いちい りつや)の方をちらりと見る。
良かった、聞こえてないみたい…。
友達は恋バナスイッチが入ったのか
「あの人、ちょくちょく休み時間ここ来るよねー。クラス近いほうじゃないのに」
と律夜のことを話し出した。
ああ、やっぱり言わなければ良かったかなあ、律夜が好きってこと。
私が律夜のことを好きだと伝えてからこうやってよく恋バナをしたがる。
どうか律夜の耳に届いてませんように。
そう願いながら私は「さあね」と無理矢理中断させ、話を変えた。