私が話の続きを口にしようとすると、先輩の冷えた指がわたしの顎に触れ 突然クイっと自分より数十センチ高い先輩の顔へ向けられる。 突然の事に、私が不思議そうに目を見開くと、いつのまにか先輩の唇が、私の唇にそっと触れた。 ん…っ… すぐに先輩の唇が離れると、いつもより強引な口調で、私に話しかける。 「じゃあさ…、俺が本当の好きを教えてやるよ」 「だから、俺を選べよ」 先輩は、強引な言葉遣いとは裏腹に どこか悲しそうで、何かを諦めてるような表情に見える。