溺愛とはなんでしょう?




「おさまった…?」

しばらく、泣いてた私に自動販売機の飲み物を渡してくれる日華くん。

「うん、ありがとう」

「で、未来が泣いてたのは、あの男が原因なわけ?」

私が軽く頷くと、日華くんが私の顔をムギュと掴む。

「あの男より、俺の方が良い男じゃん。未来は、俺を好きになれば良い」


「え…」

私は、意外な言葉に一時停止すると

日華くんは、顔を真っ赤にして私と目線を離す。


「い、今のは、忘れて!!と、とにかく今日は、送ってく!」

…日華くんなりに、全力で励ましてくれてるのかもな…。

「ありがとう」


私は、それだけ言って日華くんに精一杯の笑顔を見せた。