溺愛とはなんでしょう?



未来side

あれから毎日ように日華くんは、学校へ迎えに来てテーブルマナーやらダンスやら挨拶の仕方やらを叩き込んでくる…正直言って疲れたよ。本当に。


「日華くん…わたし何のためにこんなに頑張ってるのかな?」

「俺のため」

可愛い顔して、本当に鬼畜…

私は、そんな日華くんをじーっと見つめる。

「なに、…疲れたの?」

それでも返事をせず、じーっと見つめると日華くんは、次第に照れ始める。

「…そんなに、見つめて恥ずかしくないの?もう…」

そう言って目を逸らすところが可愛くて、ついついからかってしまう。