「え…未来ちゃん、まじで探すの?」
「はい!先輩に、言いたいことがあるので!」
でも、家を勝手に突き止めるって…
失礼なのかな…。
でも、このまま先輩が学校にも来なくて
連絡も繋がらなかったら…わたし、返事出来ないよ先輩。
「健人先輩も、山北先輩が心配なんですよね?」
「ま、まぁな。初めてアイツにあった時、目が暗くてさ…どんな事情があるかしんねーけど、親友には、笑っててほしいじゃん」
「先輩……」
健人先輩、ほんとに山北先輩が好きなんだなぁ。
「見つけたら必ず、連絡します!」
「おう!よろしくっ!」
健人先輩は、ニッと笑うと教室を出ていった。

