未来side 雨の日に別れてから2日目 先輩は、学校に顔を出さない これって、絶対…風邪だよね。 先輩のことが、心配… それに、やっと好きって気持ちに気づいたのに…全然会えないじゃんね。 「はぁ…」 ため息が出た瞬間… 廊下から、バタバタと走る靴音が鳴り響く。 思わず視線を向けると、息を切らした健人先輩が、教室の扉の前で立っていた 「ハァハァ…未来ちゃん!ちょっと!」