『希南っ!!!!!!』


ばっ
大声に驚き後ろを振り向く。

誰!?


『おれは勇汰!おれは希南のこと本気だぞ!』



あっ勇汰くんか。
心臓の高鳴りが半端じゃない。

ビックリしたし、なにより。


"本気"その言葉に胸を打たれた。



てか、またこの人は大声でなにやらかしてんだ!


勇汰くんを見ると、何かを持っていた。
よく見ようと目を凝らす。



『…!?』