あのいずらい雰囲気から逃れたくて私は豚カツとさよならした。
勇汰くんは、固まってたし。
勇汰くん出てくる前にさっさと逃げちゃったよ(笑)


今まで私はいろんな人に告白されたけど全部罰ゲームやからかいだった。
そんなの当たり前。
大食い女に本気で興味持つ人なんているわけがない。

だから慣れた。

からかいに。

その対処法に。


「うぅ…私の豚カツぅ…」


しかし豚カツが忘れられない私は半泣き状態。
此処の食堂のとんかつはマジ天下一品だもん…!


『も~豚カツ位でメソメソしないの!』



実砂は飽きれ顔。
そして、さっさと歩いていってしまう。


勇汰くんに悪いことしちゃった…な。



謝らなきゃ…。




てか、もう一度、丁重にお断りしなくちゃ。