ざわざわっ


私に集ってた野次馬たちが騒ぎ出す。
てか、この人大衆の前で何やってるんだ。

『えーっあの勇汰くんが!?』


歓声とどよめきの中私は未だに首をかしげていた。

告白の理由とかじゃなくて…

この人誰?


「あの~どちら様ですか…?」

しーん

今まで騒がしかった食堂の雰囲気が一瞬で静まった。


『ぼ…僕のことを知らないなんて…』