え?じゃあ私この先輩の彼女になっちゃったの?

「い、いやです。彼女じゃないです。」

「もう遅いよ ?」

そう言って先輩の顔がどんどん近ずいてきてる。

「や、やめて!誰か助けて!」

私の首に顔を埋めながらちゅっちゅって音を出してる。

気持ち悪い。

「誰か助けて!」

「ふふっ稀唯ちゃん。ここはほとんど使われない旧校舎だよ?誰も来るわけないよ。諦めて?イイコトしよ?」

「いや!やめて!」

怖い。怖い。顔がどんどん近ずいてくる。
今度は首じゃなくて私の口に近ずいてる。

ぎゅっと目をつぶった時、

「稀唯!!大丈夫か!?」

瑠衣君の声がした。