「おい、お前らなにしてる?」

ふいに聞こえた低い声。見るとそこには驚く程のイケメン君がいた。

「あ?学校まで案内してるだけだけど。」

いやいや私行き方分かるし。その意味を込め首をブンブン振る。

「その子首ふってるけど?」

助けてくれてる男の子が私を見ながら男子生徒3人を睨む。名札には雅(みやび)と書いてあった。男子生徒3人も名札を見たのか

「お、お前 雅 佳衣の弟?」

ビビったように男子生徒の1人が言う。

「そうだけど?」

「す、すいませんでしたー!」