ベンチに座りながら、結はたこ焼きをほおばっている。

「あつっ。でも美味しい。」

「ソース付いてる。」

口元を拭く。


もう少ししたら、花火が上がる時間だ。

人込みを避けながら歩く

でも、浴衣を着ている結は歩きにくそうだ…


「こっち。」

手を引っ張り歩く。


2人で土手に座った。

大きな音を鳴らしながら空に浮かぶ花火は

いつ見てもキレイだ。