ジリジリとした暑い日が続き、もう8月に入った。

昨日はバスケ部は久々のオフで理依奈が出たコンクールがあったから3人で見に行った。

「やっぱり理依奈かっこよかったね!」

今は午後からの部活に行くために和香と歩いているが昨日からずっと理依奈がすごかったとかかっこよかったとかしか言ってない。

「おう。ほんと、堂々としててかっこよかったな。」

本当に昨日は凄かったのだ。俺のいる学校は県内でも中々強いらしく人数も学校内の部活動では1番多い。
だから1年生でコンクールメンバーとやらに入るのは中々難しいみたいなんだけど、理依奈は先輩からの推薦で入ったらしい。

「3週間後には支部大会だって!ほんと、すごいなぁ。バスケ部も頑張らなきゃだね!」

「おう!頑張るぞ!」

俺たちは残念ながら県大会で敗退したため3年生の先輩が抜けて今日から新体制での部活が始まる。
女子バスケも同様だ。

「あ!そういえば夏祭り!」

「夏祭り?そういや8月か。行くか?」

「行く!!理依奈と優弥も誘おうよ!」

「おう。そうだな。」


夏祭り。毎年8月末にありここら辺では俺らの地区はかなり大きい花火大会とも言われている。それだけあって花火はかなり綺麗だと思う。