キーンコーンカーンコーン

「じゃあお前らー、夏休み事故とか大怪我とかしないように気をつけて。あと課題も忘れるなよー。以上!」

「きょうつけー。れーい。」

「「さよーならー!」」

今日は1学期の終業式だったからね、午前中で終わり!
今からお昼ご飯食べて午後は部活!
私はもちろん、空や優弥のいる男子バスケ部は1週間後に試合控えてるし、理依奈は吹奏楽部のコンクールが7月末にあるみたいで今はこのお昼ご飯だけが4人でたくさんお話できる時間になってるの。

「にしても暑い!なんでクーラーつけたらいけないの?!」

「お前先生の話聞いてんのか?」

「あ、和香その時眠くて寝ちゃってたんだよね。」

「和香らしいじゃん!な、空?」

「お前なー!そんなんじゃいつまでたっても理依奈離れできないぞ!」

私はね相変わらず空に怒られっぱなし、優弥に笑われっぱなし、理依奈に頼りっぱなしの毎日で、今日もまたみんなにバカにされました!
もう、私慣れたよ!うん!

「また、ぼーっとして。お前よくバスケやってて怪我しないよなー。」

「和香はほんっとに運動神経いいもん!クラスの女の子も言ってた!」

「あった!」

「「「へ?」」」

「私のいいとこ!運動できる!」

「和香のアホ。もうわかったから早く部活行くぞー。」

「へっ。ちょっと待ってよーー!」

「和香!行こ行こ!」

「理依奈まで!行く!!だから待ってー!」


こんな毎日が私は大好き!
理依奈と優弥と空がずっと私と一緒にいてくれて本当に幸せ。