次の日。熱は下がったものの、とにかく体がだるい。
熱はないし、部活のこともあったからとりあえず学校には行くことにした。

「本当に大丈夫?体調悪くなったら帰ってくるのよ??」

「わかってるよ。行ってきます。」

久しぶりの熱だったからかいつも以上に母さんは心配して、起きてからずっと大丈夫?本当にきつくない?しか聞いてこない。まぁ仕方ない。

がちゃ

「あ!空!」

玄関を開けると心配そうにこちらを見る和香がいた。
和香も母さんと同じでかなりの心配性。

「ねぇ、空!本当にきつくない?大丈夫?きつかったら休んでよ?」

「わかってるって。大丈夫だから。心配すんな?」

「ん、わかった。じゃあ行こ!」

「おう!」

和香は行き道ずっと昨日あったことを喋ってくれた。優弥と理依奈がイチャイチャしすぎて一緒に居たくないぐらいだったとか先生に居眠りしてて怒られて放課後部活に遅れたとか。
まぁ、居眠りして怒られたのは確実に和香が悪いと思うけどね。

「お!おはよう!和香!空くん!」

「お、おはよー。」

そう聞こえた方を見るとお馴染みの優弥と理依奈がいた。

「おはよ!」

「うっす。」

「なんだよ、空、まだ体調悪そうじゃん。大丈夫かよ?」

「全然平気だよ。俺、昨日まじでやばかったんだぜ?それに比べりゃめちゃくちゃ楽。」

「ん、ならいいけどよ。今日部活でさ…」

と、まぁいつも通りの登校。
やっぱり学校楽しいよなとか思いながら優弥から部活の話を聞いた。
理依奈と和香もガールズトークっての?
ずーっとキャッキャしてるし、平穏な日だった。