先生との話も終わり部屋に戻ると一旦外に出てくると父さんは言って母さんと出ていった。
部屋でぼーっとして考えてたことはほんとうに死んでしまうのかということ。
今日の話で覚えていることは白血病になってしまったこと。思っていたよりも深刻だってこと。
それから…
このままいくと5年も生きられないこと。
その事実だけが俺は受け止められなかった。
まだ16歳だぞ?
高校にも入ったばっかでまだ何も将来のこととか考えてないし、なにより親孝行もできてない。
そんな俺があと5年生きられるかわからない?
「…そんなの、ありえねぇよっ…」
コンコンッ
ガラガラ
「空?大丈…どうしたの?」
扉の方を向くと学校帰りなのか制服に身を包んだままの和香がいた。
「全然平気だよ。」
「じゃあなんで泣いてるの…?」
「え…?」
「空、泣いてるじゃない。なんで?どうしたの?」
その時俺は初めて気づいた。
自分が泣いていることに。
「…っ。俺、俺っ…。」
「空。大丈夫だから。落ち着いて?ね?」
俺は和香に抱きしめられると大声をあげて泣いた。
そんな俺をみて和香はずっと落ち着かせるかのように背中をなでながら大丈夫、大丈夫と一緒にいてくれた。
部屋でぼーっとして考えてたことはほんとうに死んでしまうのかということ。
今日の話で覚えていることは白血病になってしまったこと。思っていたよりも深刻だってこと。
それから…
このままいくと5年も生きられないこと。
その事実だけが俺は受け止められなかった。
まだ16歳だぞ?
高校にも入ったばっかでまだ何も将来のこととか考えてないし、なにより親孝行もできてない。
そんな俺があと5年生きられるかわからない?
「…そんなの、ありえねぇよっ…」
コンコンッ
ガラガラ
「空?大丈…どうしたの?」
扉の方を向くと学校帰りなのか制服に身を包んだままの和香がいた。
「全然平気だよ。」
「じゃあなんで泣いてるの…?」
「え…?」
「空、泣いてるじゃない。なんで?どうしたの?」
その時俺は初めて気づいた。
自分が泣いていることに。
「…っ。俺、俺っ…。」
「空。大丈夫だから。落ち着いて?ね?」
俺は和香に抱きしめられると大声をあげて泣いた。
そんな俺をみて和香はずっと落ち着かせるかのように背中をなでながら大丈夫、大丈夫と一緒にいてくれた。