ふと枕元に置いた時計を見ると、23時を回っていた。

「そろそろ寝るか」

「うん」

電気を消し、ツインのベッドに並んで寝た。

「ねぇ、明日の朝、行きたいとこがあるんだけど」

「朝じゃないとダメなのか?」

俺の問いに、美緒は「うん」と答えた。

さらに何時くらいか問うと、「4時半くらいかな。アラームかけたから」と言った。

「分かった。じゃあ、おやすみ」

「おやすみ」


そうして俺は、深い眠りに落ちた。