私は、蒼空斗の過去の話を聞いて、

家まで送ってもらってから、

自分のバイクである病院に向かった。


沙亜夜「着いた…。莉桜兄…。」


病院に入って莉桜兄の病室にいく。


莉桜兄の存在や、私の過去はまた少しあとに話すわ。










ガラッ、


沙亜夜「莉…桜……兄……?」


莉桜「おはよう、沙亜夜。待たせてごめんな?」

起きたの…?起きてくれたの? 帰ってきたの…?


沙亜夜「莉桜兄のバカ。……おかえり。」


私は涙が出る。最近涙もろいな…。


莉桜「待たせてごめんな?もう大丈夫だから。」

沙亜夜「うん…!良かった……。莉桜兄良かったよ……。」


莉桜「母さん達には何て言ってるんだ……?」

沙亜夜「莉桜兄には悪いけど、

死んだことになってるの。一応ね。」

莉桜「そうか。そのうち全部話すよ。」

沙亜夜「うん!早く退院できるといいねー!」

莉桜「ああ。優也のほうはどうだ?笑」

沙亜夜「大丈夫に決まってるじゃない笑

一応総長なんだからね?笑」

莉桜「そうだな笑、退院できるときは連絡するから。」

沙亜夜「うん。また連絡してね?」

莉桜「あたりまえだ。笑」

沙亜夜「そういえば、十桜夜が目が覚めたの。

明日会いに行くわ。

退院は2週間後ぐらいらしいよ?」


莉桜「そうか!良かったな!

十桜夜と見舞いこいよ?笑」

沙亜夜「あたりまえじゃない笑、また来るわ。」

沙亜夜「またね、莉桜兄!」

莉桜「またなー!」










良かった。目が覚めて。莉桜兄も…十桜夜も…


次は絶対に守るから。



光龍の人達のことも救う。


みんなの悲しみが半分減るように。




















私はあなた達に会えて幸せよ。



この幸せは守るわ。

絶対に。


















願わくば…………平和が続きますように…。