蒼空斗side

沙亜夜に過去を話そうと思って近くの公園に寄ると

俺を女嫌いにさせた張本人がいた…

そのとき、俺はすごく怯えた目をしてただろう…

だんだん近づいてくる女…俺の元カノ綾香。

綾香は俺に近づいて、触れようとする…

蒼空斗「来るな…!綾香もうやめてくれ…」

そう言っても俺に触れようとする手。

もう嫌だ… いっそ全部…………壊れてしまおうか。

そんなことを思ったときだった。

パシッ!

俺に触れようとする手を沙亜夜が掴む。

沙亜夜「蒼空斗に触らないで。
これ以上蒼空斗を傷つけないで。」

そう言ってくれた。

俺は嬉しかった。こいつは信用していいんだと思った。

でも、、、、次は…

綾香「あんた、蒼空斗のなんなのー?蒼空斗を返してよ~笑、私の'物'なんだから……ね?」

'物'を強調する綾香。

多分その言葉を言われたときの俺の瞳は、







……………………………………………………………真っ黒だっただろう。


もう壊れてしまおう。本当に諦めた時だった。

沙亜夜「蒼空斗は物じゃない!!

蒼空斗には蒼空斗の感情があるの!

蒼空斗を傷付けるなら許さない!」


沙亜夜からは少し殺気が出ていた。

なあ、沙亜夜を信じていいのか…?


お前は裏切らないよな…?

全て話して同情してくるなら、、、、、

俺は光龍を、あの場所からいなくなろう。

そう決断して話始めたんだ。

聞いてくれるだけいい。

でも、、、、、、、、、、








願わくば…………俺を受け入れてくれ…




俺はそう願う。