屋上で話し合った日から今日で1週間。

沙「さ~て、1つでも分かったかな?」

秘密のことはバラしたくないと思いながらも、

見つけていて仲間になって

光龍の人達を救いたいと思う気持ちもあるんだよね~

そんなことを思いながら屋上に向かう。

沙「さて、着いた。」

ガチャ。涼しい風が吹く。

雪「待ってたよ~!!」

透「遅かったですね。」

沙「ごめんなさいね。(棒)」

雪「棒読みじゃん!!」

沙「透、なにか見つかった?」

さぁ、見つかったの?

透「ロックが厳重で…」

沙「見つかんなかった?」

透「ほとんど。でも1つだけ見つかりました。」

沙「なにが見つかったの?」

まぁ見つかる情報は1つなんだけどね…

あのロックだけは一時的にロック緩くしたからね。

でもそれでも難しいロックだからね。

見つけられたならすごいじゃん。

透「あなたを庇って十桜夜さんという方が、
1年前から意識不明だということです。」

さすが世界No.3だけはあるね。

沙「大当たり。」

ま、秘密はそれだけじゃないけどね~

颯「じゃあ…」

沙「良いわよ。仲間になる。」

颯「ほんとか!?」

沙「約束は約束よ。」

沙「あなた達は1つ秘密を見つけた。」

沙「約束はちゃんと守るわよ。」

雪「やったー♪」

颯「じゃあ、倉庫行くぞ。」

もういくんだね笑

沙「分かった。」



で、今はバイク置き場で、

私が誰のバイクに乗るか

かれこれ15分言い合いしてる。

あ、蒼空斗は違うよ?

ずっと無言。笑

颯「俺のに乗れ。」

透「乗せますよ。」

宏「おいで~」

雪「乗ってよ!あーちゃん♪」

ああ、あーちゃんってのはあだ名らしい。

学校では、柏木 亜弥華だからね。

亜弥華の最初をとってあーちゃんらしい。

あっ、そんなことはどうでもよくて…

蒼「亜弥華が決めれば良い……」

颯「そうだな。」

透「亜弥華さん、決めてください。」

えー、私に選べと?

そんなの私選べない…………わけがない。

沙「蒼空斗が良い。」

あ、蒼空斗は女嫌いか!

沙「ごめん、蒼空斗嫌なら…蒼「良い。」」

沙「え?良いの?」

蒼「コクン。」

え、待って…蒼空斗…めっちゃ可愛い!!!

ギューってしたい!←(やめなさい…笑)

沙「蒼空斗ありがとー!ニコッ♪」

光龍「(やばっ!可愛すぎだろ…)」

沙「ん?みんな赤いよ?風邪?
コツン。熱はないねー?大丈夫?」

颯「無自覚。」

透「天然。」

雪「バカ。」

宏「アホ。」

蒼「…クククッ」


沙「は!?ちょ、ひど!悪口言わないでー!!
蒼空斗も笑わないでよ~!」

颯「ほら。行くぞ。」

颯以外「はい。はーい!りょ~、コクン。」

蒼「乗って?」

ヒョイ。沙「あ、」いつもの癖で乗ってしまった!

蒼「??」

沙「行こ!」