「そうそう!頭から離れないのはその人のこと気になってるからだよ!」






瑠菜とはるかはだんだん難しいことを言う。






「……でもさ、まだ目も合ったことないんだよ?それで恋って言えるの?」






「咲桜は考えが甘い!瑠菜、教えてあげて」






「いいよ~。目も合ってないかもしれない。だけどその人を見た時ビビッて何かが反応したんだよね?だから頭から離れなくなったのよね!それが恋!!」






「そうでしょ!だって、咲桜が男子をかっこいいとか思ったことないでしょ?」






「う、うん……」






2人が話すまま流されて初恋だと決定された。






本当にそうなのかな……。






私にはよくわからないまま夏が終わった。