「……会長!私やっぱり会長のこと名前で呼びたい……」 「……だめだって言ったは」 私は会長が話終わる前に耳元で呟いた。 「陵冴くん」 会長は口に手を当てて下を向いた。 あ……また照れてる。 「会長って照れること多いね!」 私は意地悪で言ってみた。 「うっせぇー」 会長は私のほっぺたを引っ張った。