ずっとそこにいると、焦れったくなったのか会長は私の腕を引っ張った。 「うわぁ」 私はびっくりして声が出ちゃった。 「しっ!」 会長は私の口に人差し指を当てて言った。 私は恥ずかしくて俯いた。 「寝るだけだから、警戒するな。な?俺、離れとくから」 「う、うん」 私は出入り口の近くに座った。 そして机に顔を伏せた。