暴走族の相談役は私

結衣はまた雑誌に目を向けた。

まっ、この人たちがいいならいいけど。

そして、また私は携帯小説に没頭した。

「おぉい。冬華。」

誰かに名前を呼ばれた。

なんなのよ。

今真剣に読んでるのに。

「なんか、外で音がする」

ん?部室の前に誰かいるって事?

私は扉の前まで行き、一呼吸置き扉を開いた。