暴走族の相談役は私

「おぉ!普通に広い。」

私を押しのけ中に入る皆。

雷君がいきなりメジャーを取り出し部屋の端から端まで測り始めた。

「ここにソファーを置きましょう。家具は、」

うん。放っておこう。

「これ、入部届けの紙。名前と学年書いて担任に渡してね。」

ちなみに相談部の顧問は担任の嶺二先生。

生徒会と掛け持ちしてくれている。

まぁ、相談部の顧問なんて正直何もしなくていい。

たまにきて、お茶して帰るみたいな?

だから先生曰く楽らしい。

「おう!とりあえず次の時間はサボろう!」

龍が、そこらへんにあった椅子を並べ、寝始める。