暴走族の相談役は私

「どこまで優しいのよ」

思わず声に出てしまった。

「ん?この優しさはね、姫がくれたんだ!」

自慢する子供みたいに私の顔を見て告げる。

お姫様が、、、ね、、、

「で?今何時?」

これ以上、お姫様の話しさせたら流そうだから話をそらす。

「ん?今は4時だよ?」

えっ!?さっきまで3時間目くらいの時間だったのに

もう下校時間じゃん。

「デート、いくんでしょ?」

私はベットから立ち上がり、閉まっていたカーテンを開いた。

「だ!大丈夫なの!?」