航がそこにいることがいつしか当たり前になってきていて、むしろ落ち着く。 わたしにとって図書室はただ本を読むことにすぎない、居心地がそんなにいいものではなかったのに、それが落ち着くだなんて。 航にはそんなパワーみたいなものがあるのだろうか? そんなことを考えながら航をじっと見つめていると航がふいに顔をあげた。 「どうした?俺の顔になにかついてる?」 「ううん!!」 全力で首を振る。 まさか航に見とれてたなんていえるわけない。