思えば思うほど、もしかしたらお母さんや美波が言っていたこともあるんじゃないかって思えてくる。

でも、それを確かめる方法はひとつしかない。

航ともう一度はなす。ということ。

航の家は知らないし、連絡したってきっと無視されて終わりだ。

話すなら直接がいいから夏休み明けになる。

美波のときみたいに手をつかんででも、航と話しをもう一度ちゃんとしよう。

あのときは航が一方的にほとんど話していて、わたしは途中から泣いてしまったりしてほとんど自分から話さなかったから。


今度はちゃんと泣かずに、航と向き合おう。