そうしたらなにを勘違いしたのか子供たちが「うわー彼女さん登場!ヒューヒュー」とちゃかしてきた。 それで我に返った航は「ちがうから、ちょっと俺抜けるわ」といってこっちに歩いてきた。 「これから、時間ある?」 「う、うん」 「ちょっと運動して暑いからどっか入ろう」 「わかった」 緊迫した表情の航にわたしはただついていくことしかできなかった。