クラスメイトからの視線はきびしく、瀬那もあのまま転校してしまい孤立はしていたけれど、このころの私はそんなことはどうでもよくて。 ただ罪滅ぼしである図書室にいくということのために中学に行き、そうして卒業した。 高校に入学すると、中学で同じ人はいなかったから、私のことを知る人もいない。 でも、それでも図書室にいくことはやめられなかった。