あの日の私たち

「はぁ…はぁ」


「どうしたの?急に走り出して」


「早く夢と二人きりになりたかったから…」


「ッ⁉」


「だめ?」


「だめじゃない……。でも愛華置いて来ちゃったよ?」


「なんでやっと二人きりになれたのに愛華の話なの?」


「あっ、ごめん…でも置いてきたのはかわいそうかなって……」


「そういう友達思いなところも好きだな……。」


「ッ!!」


「ねぇキスしてもいい?」


「えっ⁉」


「だめ?」


「だめじゃない……」


「可愛い……そういうところも好き!」


「ありがとう!!」


その日はまさか大好きな人と両思いになるなんて思いもしなかった。


この恋を諦めようと思ったときもあったけど、諦めないで良かったと今は思う。


そう思いながら、青い空の下で大好きな優希と何度もキスを交わすんだ。