暗闇の中に放たれた光~完全版~

担任は学年主任で、卒業までをむかえることになった。

俺はあの話を聞いて以降

いつもの俺ではないかのように過ごした。

必要時以外、しゃべらなくなった。

俺がそうしたくてやっていたわけじゃなく

なんというか、そんな気分が出なかった。

友達に声をかけられても

彼女のことが頭から離れなかった。