暗闇の中に放たれた光~完全版~

おさえきれないショックが

胸を突き刺したようだった。

俺は妹を思ってきたが

思ってきて来なかったのだ。

結果的に俺の意地でしかなかったのだ。



泣き叫んでいる俺の背中は

いつまでも温かかった。

落ち着いてきたころに彼女は言った。