暗闇の中に放たれた光~完全版~

「万引きしたもの、あなたは欲しい?

妹さんに、万引きしたものをあげたい?

事情の知らない妹さんは喜ぶでしょう。

でもそれは、あなたの為だけにできた笑顔。

妹さんのためじゃない。

それでもよかった?」


何にも答えられなかった。

頭の中がもやもやとした。


「・・・俺は

・・・妹に

・・・申し訳ないことを

・・・した・・・。


ああああああああああああああああああああ」