暗闇の中に放たれた光~完全版~

湿っている地面に手をあてて立ち上がろうとしたとき、鞄の中身が散らばっていることに気が付いた。

顔が一気に青ざめた。

ばれてしまう。

すぐさま拾って集めた。

この現場から一刻も早く逃れたかった。

だが・・・


「・・っつー・・。」

目の前から小さな声がした。

その声から女性が俺と同じように倒れていることに気が付いた。

どうやら俺はこの人とぶつかったようだ。