番外編

瑞樹side

「郁人はさ、怒らないの?私のこと」


「なんで?」


「だって、伊藤くんにキスされて、私酷いことしたのに」


「はぁ?あれは、
どう見ても、伊藤のせいだろがーっ」


「伊藤が、引っ張ったから倒れたわけだし、

伊藤が瑞樹にキスしたわけだし」


「てか、思い出しただけで、ムカつく」


「あ、ごめん」


「瑞樹がどうしてもっていうなら…」

「俺にお詫びしなきゃね?」


郁人がニヤッと笑ってそう言った

えぇ!なんかいきなりS口調に…っ


「何してもらおうかなー?」


「なんっ、でもする、し!!」


「へぇ?」


ゴクンッ、なになにその不敵な笑みは
カッコよすぎでしょ


ああ、いじめられてるのに
キュンとするなんてぇ、

「みーずーき」
「上の空になるなって、」


「あ!ごめ、んっっ」


「んんっ、はぁっ、んっ」

「まぁ。こらくらいにしといたあげるよ」
「まだまだ、瑞樹には」
「俺の気持ち知ってもらはなきゃ」


「気持ち?」


「俺がどれだけ、

瑞樹のこと好きか思いしらせてやる」


「え!」


なんか、郁人の危険なスイッチを
押してしまったみたいです


番外編 END