今度は私が鼻歌を歌いながら2階の自分の部屋へ。


制服から私のお気に入りのふわふわした素材の白い部屋着に着替えて、

さっきのお母さんの言葉を思い出す。


大事なお話って、なんだろう


さっきはカレーのことで頭いっぱいになっちゃって忘れてたけど、


早く聞かなくちゃ!

リビングへ入ると、もう机の上にカレーが用意してあって

お母さんはもう席についている。

「ほら、食べるわよ〜」

お母さんに言われて席につくと、

「「いただきます。」」

2人で食べ始める。

お父さんは、単身赴任で海外に行っていてめったに帰ってこない。

だからご飯はいつも2人で食べるのがお約束。


そーだ、大事な話っていうの聞かなきゃ!


「お母さん、さっきの大事なお話ってなに?」


「あ、忘れてたわ〜笑大事なお話っていうのはね〜…」

ブッ

お母さんがしゃべり終わったあと私は思わず食べていたカレーを吹き出してしまった。