「え…、難波くん上手すぎ…。」
私がボーッと感激してる間に終わっちゃった…。
待って、裁縫さえも難波くんに劣ってるだなんて泣きたい。
「基本的に器用貧乏なんだよね、俺〜。」
本人はヘラヘラしながら言うけど、たしかに納得する。
しかも相当な器用さだ。
手渡された衣装を見て、惚れ惚れした。
「ありがとう…、私が縫うより絶対綺麗だよー…!」
「お礼は、ほっぺにチューでいいよ?」
「いや、それは絶対やらないけど。」
ニヤニヤしてる難波くんはスルーして、完成した衣装を広げてみる。
うん、…やっと出来た!って達成感はあるんだけど…。
「これ…本当に私でいいのかな…。」
それを上回る不安…。
いや、だって本当に可愛いんだもんこの衣装!衣装負けする!

