パッと手を離して、作業を再開しようとすると隣から文句がとんでくる。
「え〜、俺のターンもう終わり〜?」
「ターンも何も、これ縫い付けないといけないの!」
「俺も手伝おうか?」
「いや、いいです。」
もうこれ以上、からかわれてたまるか。
そんな気持ちで言ったけど、当の本人は気付かず。
「まあまあ」なんて私の手から、途中まで縫い終わった布を奪ってしまった。
「難波くん、縫えるの?」
「姉がいるから、たまにやらされてた。」
そう言いながら、私の続きからスイスイと縫っていく。
え、ちょっと待って?私よりも断然上手いんだけど??

