ダメ。俺のそばにいて。






「──────…れな!星玲奈!」



「はい!え、ごめん、なに?」



「それ、刺さりそう。」



「え?痛っ!!!」




ほら言わんこっちゃない、っていう顔をした真音を涙目で見つめる。



ボーッとしてたらダイレクトに指に刺さった針。



幸い血は出てないけど、痛いものは痛い…。



ついに始まった放課後の学園祭準備。



想像以上の張り切りを見せた真音はすぐにクラス全員分の衣装を考えてきて、もう早速作業に取りかかっている。



私の厨房組はメニューさえ考えたら割と暇になってしまったのだ。



てわけで一応衣装の方を手伝っているけど、私ってこんな不器用だったっけ…。





ボーッとしてたら針は刺さるし、一生懸命縫っても曲がるし…!




もう〜、と思いながら赤い布を軽く睨む。