ああ、結局私って本当に、茉優に囚われてる。
「相原茉優…、ふうん。」
久遠くんが顎に手をついて考え込む表情をした。
その口は閉じられたまま。
そりゃ…そうだよね。一旦考えたら茉優ほどプリンセスにふさわしい子なんていない。
「ね、久遠くん。ここの長文の訳し方ってこれで合ってる?」
もうこの話はこれでおしまい。
真音がなんだか言いたそうな顔してるけど、もう正直今はテスト勉強に集中したかった。
私が指差した文章を久遠くんも覗き込んで、やっと話題が逸れたのに少しホッとする。
その後は、話が逸れることもなく着々とテスト勉強が進んだ。

