ダメ。俺のそばにいて。






「褒め合いなんて聞きたくない〜!私からしたらどっちも高いからいいの!」



「そんなこと言ったら真音だって美術があるじゃん。」



「まあね?専門にしたいから負けてたらやだよ〜!でも美術はテストの点に入んないから!」




真音の必死の言い分に思わず笑ってると、「笑い事じゃないから!」と突っ込まれた。




「ごめんって。でもまだテストまで1ヶ月近くあるから大丈夫だよ。」



テストは、クリスマス1週間前が最終日。




今からやれば十分いい点は狙えるはず。





「そんなん言ったって、無理は無理だよ〜、ノート見てもさっっぱりだもん!」



「確かに私も今回英語やばいんだよなぁ…。」




そんなに苦手なわけじゃないんだけど、いつもよりも点が低かったらそりゃあ落ち込む。





学園祭準備とかで、結構手抜いちゃい気味だったもん。