「やばい!私達、そろそろ行かなくちゃ!じゃあ、また!」
バタバタと去っていった女の子達に、1人ポツンと残される。
えええ………、は、恥ずかしいんですけど…!
とりあえず…、お昼近いし、中庭の屋台で何か食べ物買おう。
茉優にも買っていこうかな、って、いくらなんでもお昼ご飯としてクレープ食べるくらいの時間はあるか。
とにかく中庭に向かおうと、廊下に出たら思った以上に賑やかで、しかも割とみんな衣装は派手だった。
メイド服着てる子もいるし、私そんなに目立たない…!
ヨシっと心の中でガッツポーズして、少し軽くなった足取りのまま階段を降りる。
なんだかやっと食べられる!って思ったらお腹空いてきちゃったなあ。

